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レジリエンツテレスコープ義歯 症例 入れ歯が痛くて食べられない!  ドイツ式入れ歯専門 神奈川 藤沢

あらやしき歯科医院に来院された時は、
「下の部分入れ歯が合わない。痛くて食事ができない。上の総入れ歯がすぐに外れてしまう」
という状況でした。
resilienzteleskop001.jpg「ずっと定期的に歯科医院に通い、歯石除去と入れ歯の調整を繰り返してきた」ということですが「常に入れ歯が合わずに不安定で痛く、歯科医院に行くたびに歯を抜かれる」という訴えでした。前医には「○○さんのお口はとても難しいので(保険外の)いい入れ歯でないと良くならない」と説明されて「今度の入れ歯は一生モノと言われたんだけど…」と、肩を落としていました。
resilienzteleskop007.jpg 上の入れ歯は、口をあけると(噛んでいないと)外れてしまいます。下顎は、必要な筋肉のサポートが得られないような細くて短い部分入れ歯でした。『新しく入れ歯を作った直後から「痛くて仕方がない」と訴えると、毎回柔らかい樹脂の裏打ちをされるが、またすぐに痛くなるということをずっと繰り返している』ということですが、軟性裏装材が古く固まっています。義歯のかたちがいびつで表面が粗造でザラザラしています。とても不衛生で、いつ誤嚥性肺炎を起こしても不思議ではありません。
resilienzteleskop003.jpg 残っている歯は、6本のように見えますが、レントゲン写真を見ると真ん中2本は抜けてしまっていて、隣の歯と無理やりくっつけて留めています。残す4本も風前の灯といったところです。
temporary denture K.H.Korber.jpg クラスプ式の義歯は、維持歯への力の集中が避けられない。バネはフレキシブルなので、義歯が動いてしまう。安定しない・義歯が動くと歯ぐきが擦れて痛い・維持歯も揺すられてダメにしてしまう。もう、歯を支える骨がほとんどないので、連結された残りの歯全部が一斉に動揺しています。
resilienzteleskop002.jpg 左右の顎の関節のかたちが違います。長年にわたって咬み合わせの悪い合わない入れ歯を使っていたので、左側の下顎頭(下あごの関節部分の骨)が擦り減ってかたちが変形しています。そのため顎関節が安定しにくく、入れ歯の難易度が増す悪循環の状況に陥っています。
 
診査・診断の結果を踏まえた話し合いによって
「上下顎同時印象法を応用したレジリエンツテレスコープ義歯による咀嚼機能の回復と義歯の安定化を図る」という治療計画になりました。
 
レジリエンツテレスコープ義歯
上下顎同時印象法を応用して、入れ歯を作るスペース、顎の安定した位置と入れ歯の安定をサポートする筋肉のかたちを一度にすべて型取りします。
resilienzteleskop004.jpg 上の入れ歯は、ウォーターフィルム現象と筋肉のサポートで、お口を開いても落ちてきません。下顎は、今にも抜けそうな4本の歯を入れ歯の内側に残して利用します。すぐさま総入れ歯でもおかしくないような状況ですが、レジリエンツテレスコープ義歯は「極力抜歯はしない・歯根膜固有感覚を残す」という理想をかなえ、長期にわたって安定して良く噛めることを実現するドイツ式の入れ歯です。
resilienzteleskop005.jpg 入れ歯のバネがなくなり、入れ歯を使っている感じは全くしません。(当たり前ですが)義歯の表面が滑らかで衛生的です。元々の入れ歯より大きく見えますが、口輪筋や頬筋のサポートを受けて義歯を安定させる必要十分な大きさです。
 
定期メンテナンスの中で、うれしい報告をいつもいただいています。
「痛くない!気兼ねなく何でも食べられる」
 あごの関節と咬み合わせが調和して入れ歯が安定しているので、痛むことはありません。実際、新しい入れ歯にしてから体重も増えたそうです。
「しゃべっていて外れてしまう心配がなくなった」
 口を大きく開いても入れ歯が外れないようにするポイントはいくつかありますが、咬み合わせが悪いとどこかが最初にぶつかる支点となる場所ができてⅠ級のテコ現象で義歯が浮き、義歯と粘膜の間に空気が入り外れてしまいます。
「知り合いになんか若返った?と言われた」
 入れ歯が小さいと外から見た顔の口元のボリュームがなく、老けて見えます。上下顎同時印象法による総義歯は、口輪筋のサポートを得るために失った歯肉も最大限回復するので、口元のボリュームが復活し、若かりし頃の口元に戻ります。
 
とてもよろこんでいただいて、私たちもうれしく思います。
 
咀嚼能力が低下すると食品多様性が低下し、タンパク質低栄養という栄養失調になります。その結果、フレイルが進行しサルコペニア・ロコモティブシンドロームという深刻な状況になりかねません。
何でも噛んで食事ができる状態に回復することは、全身の健康の保持増進にとても重要です。

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生まれ変わったように噛める!_ドイツ式入れ歯専門医院・神奈川・湘南のあらやしき歯科医院



「右側で噛むことは、あきらめていました。これは生まれ変わったってことですね!」
 
入れ歯と自分の歯が、かんぬき(閂)でガッチリと連結されます。
 
義歯側のレバーにより歯にカギをロックするから、堅牢で動かない。安定性抜群だから食事がおいしくなります。
 
リーゲルテレスコープ義歯だからこそ、小さい範囲の入れ歯にもかかわらず、頑丈でしっかり噛むことができます。
 
もちろん、カギを開けないと外れないので、
入れ歯が浮いて喋れない。とか、入れ歯が外れて恥ずかしい。なんてことにはなりません。


「生まれ変わったってことですね!」と、驚くほど喜んでいただいています。

 
生まれ変わったような感覚になる入れ歯!リーゲルテレスコープ義歯を検討してみませんか?
 
入れ歯無料相談 ご予約受付中です。
あらやしき歯科医院

噛めるようになりたい!_ドイツ式入れ歯・藤沢・鎌倉・茅ヶ崎のあらやしき歯科医院



なぜ、ドイツ式入れ歯を選択されたのでしょうか?

『ドイツ式入れ歯のことは、あまりよくわからなかったけど、

ココなら何とかしてくれると思いました。直感でそう感じました。

直感で決めて、実際に相談してみて、やっぱり大丈夫だと思いました。』

 

初来院時は、

『ついに奥歯が壊れて無くなってしまって、残っている前歯も噛むと痛いし、

全部の歯が無くなってしまいそうで怖いんです。』

『ずっと前からこのままでは大変なことになるとわかっていたけど、

歯医者さんが怖くて、後回しにしてしまいました。』

『今までは近所の歯科医院に行っていましたが、

今回はもう必死にインターネットで調べました。』

と、お話してくださいました。

 

診査・診断の結果を相談し、最適なプランは

ドイツ式入れ歯の中でもレジリエンツテレスコープ義歯

という結論になりました。

 

治療後は、

『奥歯でしっかり噛める!』

『口元を隠さないで笑うことができて安心です。』

『頑張って良かった!』

と、素敵な笑顔で報告してくれました。

 

【魅力的な本来の自分に】

何でも食べられるようになった!

その素敵な笑顔が私たちの最大の喜びです。

 


入れ歯でお悩みのあなたへ・人生の喜びや楽しみを回復する歯科医療セミナー


動画をご覧いただきありがとうございます。

29分5秒からの内容は、入れ歯ではない方でも、歯科治療を受ける前に必ず確認してください。

お問い合わせはこちらまでお願い致します。
0466-51-3622
 
トップページに初回入れ歯相談用フォームもあります。
 
メールでのお問い合わせはこちらです。 
 
あらやしき歯科医院 神奈川県藤沢市片瀬5-5-3
江ノ電 鵠沼駅 徒歩4分 です。
東口を出て、電柱看板の案内をたどると、わかりやすいです。
医院の前に駐車スペースもあります。

ぜひ、お気軽にご連絡ください。
 


噛み合わせと笑顔の回復を_あらやしき歯科医院 / ドイツ式入れ歯_藤沢市片瀬


まずは、仮義歯と仮歯で、『しっかり噛める』と『歯を見せて笑える』を回復します。

なぜなら、長い年月を経て悪くなってしまったお口の中の環境は、そんなに短期間でバッチリの状態にはできません。
基礎的な治療から始まり、お口の環境が良くなったら、ずっと長く使ってもらう入れ歯を作製します。
だからと言って、噛めない・笑えないままのツライ状態で治療を進めるのは悲しいですね。
咬み合わせや笑顔のシミュレーションのためにも、最終的な歯をイメージした仮義歯と仮歯が必要です。

たとえば、上顎の歯をたくさん失っていて、残っている歯もボロボロになってしまっている。
という状況で入れ歯相談に来院される患者様は多いのですが、、、

歯が悪くなって噛めない原因は、上顎だけに存在するのではありません。
咬み合わせは、上下の歯が合わさって一対となり、ひとつの機能を果たします。

下顎の咬合平面が大きく歪んだままでは、しっかり噛める状態に回復することは難しく、
また、良い状態を維持していくことも難しくなります。

治療が終わった後は、その先ずっと、しっかり噛んで、歯を見せて笑える。
そのための最終的な義歯を作製するには、
まずは、仮義歯と仮歯で『しっかり噛める』と『歯を見せて笑える』に回復することが重要です。

入れ歯無料相談 ご予約受付中です。
あらやしき歯科医院

第36回 日本顎咬合学会学術大会にて学会発表しました 2018/06/10

日本顎咬合学会発表スライドタイトル.JPG
日顎_2018.png
第36回 日本顎咬合学会会学術大会にて、症例発表をさせていただきました。
 
今回の発表は、症例を通して
・クラスプ義歯の危険性
・術前の診査・咬合診断による、問題点と治療計画を視覚化することの重要性
・口腔環境の長期維持安定にリーゲルテレスコープが有効
といったことについて発表させていただきました。
 
今後も学会発表できるように、根拠のある診査・診断と治療の結果を日々、積み重ねて行きたいと思います。
 
ありがとうございました。
 


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