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ブログ : コンセプト・その他: 2014年9月

予防?と治療?と機能回復?    藤沢 歯医者 あらやしき歯科医院

歯医者さんの治療で思い浮かぶことは何ですか?
むし歯を削る、歯ぐきのうみを出す、歯を抜く、などでしょうか?
最終的には、金属の詰め物・かぶせ物、樹脂の詰め物、入れ歯やインプラントで歯を作る、といったことをしますね。
 
詰め物、かぶせ物、入れ歯などは、道具であって「機能回復」の手段です。義足やメガネをイメージしてもらうと良いかもしれません。生体にとっては異物です。程度はさまざまですが、道具を使いこなすには、それなりの苦労やわずらわしさがつきものです。
 
むし歯を削る、根の治療、歯ぐきの痛みや腫れをとる、抜歯などは、細菌の感染源を除去する「治療」となります。虫歯も歯周病も原因となる細菌の感染によって起こります。

それでは「予防」はどうでしょう?
「治療」が必要なときは、痛い!腫れた!穴が開いてる!など、症状はさまざまですが、とにかく『つらい・困ったなぁ』という状況のことが多いでしょう。でも、痛い思いや歯を失うことは避けたいですね。
「機能回復」の道具は、使用しないと日常生活に支障をきたすので必要です。でも、できれば使わないで済んだ方が良いですね。
そこで、痛い思いや異物を使うといったつらい思いをしないで済むように、歯やお口の健康を生涯にわたって維持していくために「予防」処置・メインテナンスが重要なのです。
 
予防と治療と機能回復の関係性がなんとなくイメージできたでしょうか?
 
 
arayashiki dental clinic 001.jpg





AED(自動体外除細動器)について  藤沢市 あらやしき歯科医院

唐突ですが、今、目の前を歩いている人が突然倒れたらどうしますか?
心肺停止状態(心臓突然死)は、誰にでも、いつでも、どこでも起こる可能性があります。
          心臓突然死 約6万人/年
          交通事故死 約4千人/年
なんと、年間の死亡者数が、交通事故死のおよそ15倍にも及んでいます。
いつでも、どこでも、誰にでもそういう事態に直面する可能性があるのです。
突然心臓が止まってしまったら、一刻も早く胸骨圧迫を開始し、AED(自動体外式除細動器)を用いて、電気ショックをかける必要があります。
 
誰でもできる心肺蘇生
突然倒れ、反応も呼吸もない人がいたら、AEDを要請するとともに119番通報し、直ちに胸を強く圧迫(胸骨圧迫心臓マッサージ)します。胸をPUSHするだけの「誰でもできる心肺蘇生(そせい)」で救えるいのちがたくさんあります。
 
実際の手順を確認しておきましょう
【1】反応の確認と119番通報/AEDの要請
周りの安全を確認して近づき、肩をたたきながら「大丈夫ですか?」と声をかけます。反応(動きや返事)がなければ、大きな声で人を呼びましょう。119番通報とAEDを持ってくるように頼みます。
call 119 AED.jpg
「119番とAEDをお願いします」

【2】呼吸の確認と胸骨圧迫(心臓マッサージ)
倒れた人をあお向けにして、10秒以内に胸やおなかの動きをみます。呼吸がない、もしくは、普段どおりの息をしていない時は胸骨圧迫(心臓マッサージ)を行います。
push chest.jpg

ポイントは「強く」、「はやく」、「たえまなく」
●強く…胸が5cm以上沈むまで
 しっかり体重をかけて押し下げ、すぐにゆるめます。
●はやく…1分間に100回以上のテンポ
●たえまなく
 倒れた人が動き出すか、救急車が来るか、AEDが届くまでしっかり続けます。





【3】AEDを用いた電気ショック
AED use.jpg
AEDとは「自動体外式除細動器」のことです。
人が倒れた直後、心室細動と呼ばれる不整脈(心臓のけいれん)によって、心臓がポンプとして働かなくなってしまっています。電気ショックを与えることで心臓のけいれんを取り除き、元の収縮を取り戻させるための機器です。
AEDは、心電図を自動的に解析し、音声や表示でガイドをしてくれます。落ち着いてAEDの指示に従って救命処置を進めてください。

kyumei.jpg

救急救命士が到着するまでがんばりましょう!









万が一、身の回りで突然倒れた方がいたら、ちょっと勇気を出して行動しましょう。
あらやしき歯科医院にもAEDがあります。
ぜひ、活用してください。

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