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ブログ : コンセプト・その他 3ページ目

あらやしき歯科医院のタイムマネジメント_完全予約制について

私たちは、あなたの時間を大切に考えています。何のための予約制なのかわからない程、いつまでもイライラするほど待たされたり、慌ただしくセカセカとほかの患者さんも診察しながら片手間にあなたの治療を行うことなど、決してありません。
治療を計画的に進めるために、より健康になりたい!あるいは、ずっと健康でいることを望んで、前々から準備しタイムマネジメントしていただいている患者さんの時間を重要視しています。だから、お約束をいただいた時間はあなただけのための時間です。
 
治療の質を高め、治療を前に進めるための有意義な時間を確保するために
当院は完全予約制で診療を行っています。
 
あなたは意外に思うかもしれませんが、あらやしき歯科医院をご利用いただいている皆様の多くが、その日の診療を楽しみにしています――治療中の方は、あらかじめ話し合いによって定めた治療のゴールに向かって着実に前進していくことを、定期メンテナンスの方は、お口から全身の病気を予防する安心感やツルツル・ピカピカの歯になる爽快感が得られリフレッシュできることを、そして何より、自分自身の人生に責任を持ち、健康のために良い行動を行っているという喜びを実感できることを――本当に、楽しみにしています。
 
つまり〈当日の突然のアポイントはほぼ不可能〉でしょう。
 
それでもどうしても「痛くてしょうがないから今日診てほしい」という場合は、できるだけ早く電話してください。すでにお約束いただいている患者さんにあなたのために時間をゆずってタイムマネジメントをやり直していただけるように、すぐに掛け合ってみます。
(ご期待に添える保証はありません)
 
ですが、、、そのような緊迫した状況になる前に、お口の問題は長い経過をたどって出現します。見過ごされた、あるいは、見て見ぬ振りをしている症状や違和感があるはずです。
 
耐え難い痛みに襲われたり、大切な歯を失う喪失感を味わったり、歯がなくて恥ずかしい、しゃべれない、食べられない、人前に出られない、、、
このような深刻な事態を迎える前に、計画性を持って定期的に歯科受診をするために
すぐに予約の電話をかけましょう


あらやしき歯科医院開院までの道のり

私やあらやしき歯科医院について少しでも皆様に知っていただき、近しい存在になりたいと思い、大学卒業後からあらやしき歯科医院を開院するに至るまでの経緯を簡単にまとめてみました。これを機にさらなる努力を重ねてまいります。今後ともご支援とご愛顧のほどよろしくお願いいたします。

1. 大学病院の医局員時代(知らぬが仏か?)
 
 大学卒業後の進路を考えたとき、私は「長持ちする予後の良い歯科治療を行うためには、歯の土台となる歯周組織(歯肉や骨)をしっかりさせる必要がある」という結論を出しました。そこで、母校である明海大学歯学部の歯周病学講座に所属し、歯周病治療について深く学ぼうと決めました。
 
 明海大学歯周病学講座(現 口腔生物再生医工学講座 歯周病学分野)では、歯科診療とともに論文の読み書きの仕方や資料のまとめ方など、生涯学習していくための姿勢や歯科医師としての基礎を学びました。
 
 大学病院の歯周病科には、近隣の歯科医院からの紹介で重度歯周炎の患者さんがたくさん来院されます。そんな歯周病科で一年を過ごし、実践的に歯肉の炎症のコントロールについて理解が深まってきた頃、毎日たくさんのレントゲン写真を診て、症例検討会の資料を作成する日々を送る中で気づいたことがありました。
 
 それは、“極端に骨が吸収してしまっている歯とほとんど骨が吸収していない歯が混在する”さらには、“過去に治療した経験のある歯ばかりが極端な骨の吸収を起こして歯周病の状態が悪くなっている、反面、治療経験のない歯の周囲の骨はほとんど悪くなっていない”ということでした。治療したからこそ、歯にかかる力のバランスがおかしくなり、極端に歯周病が進行してしまっている。そんな歯がたくさんある。つまり、治療行為によって異常な咬み合わせにしてしまった歯科医師によって病気が生み出され、進行してしまっているということです。“同じ歯ばかり再治療の繰り返しで、加速度的に病気が進行している・他の治療していない歯に比べて明らかに歯の寿命が短くなっている”。そのことに気付いた時は本当にショックで、自分は、目先の症状の改善はできているし、患者さんにも良くなったと言ってもらっている。しかし「長期的に見たら、他の歯科医師と同じように壊してしまっているのではないか?」と思い、急に治療するのが怖くてたまらなくなりました。正しい咬合(かみ合わせ)がどういうものなのかが全くわからなかったのです・・・。

2. 真の歯科医師人生の始まり(稲葉 繁先生との出会い)
 
 “恐ろしい気づき”があった後、咬み合わせについての理解を深めるために様々な成書や文献を読み、様々な大学の先生や講習会の先生に教えていただきました。しかし、どの話も「ピンとこない・抽象的であいまいな回答しか得られていない」と感じ、実践的に「こうすれば良いんだ!」という確信が持てませんでした。偉い先生、有名な先生方でも納得の答えを示せないなら「誰もがかみ合わせを理解しないまま治療をしているのか?・自分も自分なりになんとなくいい感じを目指すしかないのか?・それがはたして科学的なのか?・患者さんと共に自分自身をも満足させられる治療ができる日はいつか来るのだろうか?」などの不安に駆られ、学ぼうとすればするほど悩みが深刻になる日々が続きました。
 
 そんなある日、大学病院の研修で、当時日本歯科大学高齢者歯科学講座教授だった稲葉 繁先生の講義を受ける機会がありました。その当時、私は、稲葉先生の事や日本のコーヌスの歴史的な負の部分について、なにも知りませんでした。
ドイツ留学でドイツの治療法を学びチュービンゲン大学で教鞭を執った稲葉先生は、本場の正しいコーヌステレスコープを日本に伝えている先生です。
講義内容は、ドイツと日本の保険制度の違いから始まり、コーヌスの話というよりはテレスコープシステムの話。そして咬合の話になりました。内容はどれも衝撃的で、特に、悩んでいた咬合(かみ合わせ)に関しては、“真っ暗な闇の中で遠くに小さな光が見えたような感覚”になりました。
 
 『まずは、保険診療なのか自費診療かにとらわれることなく、その人にとって最善の医療は何なのかを常に考えなさい』さらには『常に最善の医療を提供できるように勉強しなさい』と教わりました。
『咬み合わせこそが“歯科医師が診るべきもの・歯科医師だけにわかるもの”なのに、世の中のほとんどの歯科医師が咬合学を“難しそうだ・わかりにくい”という理由で避けてしまっている。多くの歯医者は破壊者になっている』という講義を聴いて、あの時自分が感じた不安や恐怖を端的に言い表してくださったことにとても驚き「稲葉先生の元で真剣に学びたい」と強く思いました。あれから12年以上経ちますが、今でも昨日のことのように思い返します。それから・・・

3. 確信を持って新しいステージへ(あらやしき歯科医院の決意)
 
 感動の講義を受けてからすぐに、稲葉教授のスタディーグループIPSG(Interdisciplinary Practical Study Group)で研鑽を積む日々が始まりました。咬み合わせが歯科医療の基本で、歯周病だけでなく顎関節症や補綴の予後を左右することを理解しました。わかりやすく咬合を学び(実践できるようになるまでにはかなりの訓練が必要でしたが)自信を持って歯周病治療、顎関節症の治療やテレスコープシステムを行えるようになりました。
 
 その後、一般の歯科医院でも経験を積もうと思って大学病院を辞めました。しかし、ほとんどの歯科医院が、質の評価のない保険診療の中で短時間に量をこなして最大限に売り上げを求めるスタイルです。場当たり的な治療に終始し、ひたすら削って詰めて再治療を繰り返しながら徐々に歯を失っていく、という状況でした。自分が目指す“十分な診査・診断をもとに最善の治療計画を立てるためにしっかりと患者さんと話し合う診療”は、皆無でした。IPSGで学び大学病院で実践していた診療と町の歯医者さんの治療が、あまりにもかけ離れていて、正直に言うと、そのあまりのギャップに悔し涙を流したこともあります。
 
 いくつかの歯科医院で勤務医を経験した後、いとこが院長を務める歯科医院でお世話になりました。そこでは、ある程度自由にさせてもらい、開業に向けてよい経験をさせて頂きました。院長スタッフや私の話に耳を傾けてくれた患者さん皆様にとても感謝しています(遠方にもかかわらず、引き続き来院して頂いている皆様のお顔を拝見するたびにとても幸せな気持ちになります。いつもありがとうございます)。しかしというかやはり、
 
  •   地元で社会に貢献したい
  •   この世を去る間際まで、大好きな美味しいものを何でも食べられる幸せな人生を広めたい
  •   環境や設備などを含めて、本当に自分の目指す歯科医療を実現するには、自分の医院を築く必要がある
 
という思いが強くなって、あらやしき歯科医院を開院しました。
 
 あらやしき歯科医院は、安心・安全で衛生的な環境を作るための設備、再現性の高い良い仕事を安定的に行うための道具や(病院らしくない)安心して落ち着ける家庭的な雰囲気の内装などなど。私が歯科医師になってから12年間にわたって勉強し経験してきた知識をもとに『自分だったらこんな歯科医院に通いたい!』という思いを実現しました。
 
 かみ合わせ治療や予防補綴によって『大きな歯科治療は人生で一度きり』を目指し、その後、歯科衛生士の活躍によって『生涯にわたって歯と口腔から全身の健康を守っていく』ことを実践する歯科医院として歩んでいきたいと思います。日々是研鑽。一所懸命に努めてまいります。何卒よろしくお願いいたします。





つらい人生の出来事 -歯を失ったら、、、それは離婚に次ぐショック- 咬み合わせ治療・テレスコープ義歯・入れ歯・予防歯科で健康増進するあらやしき歯科医院

歯を失って入れ歯を入れることに対する精神的な打撃は、とても大きく、
離婚のつらさに次ぐくらいのショックだといわれています(ノルウェーのアンケート調査*)。
Life events001.jpg歯の役割は、精神面にも大きく影響することが示唆されています。
 
歯を失う人生と歯を失わない人生では、あなたはどちらが良いですか?
予防・メインテナンスをきちんとしていけば、歯を失うリスクは大幅に低減できます。
「今は何ともない・歯科医院に行く必要がない」などと言って歯のメインテナンスを怠っていると、
ある日突然、大きな喪失感・つらい思いをすることになるかもしれません。
 
すでに入れ歯になってしまった方は、噛めない、痛い、食べられないゆるい入れ歯でさみしい思いをするよりも、
ドイツ式のしっかりとした入れ歯・テレスコープ義歯でなんでもおいしいく食べ、明るく楽しく人生の円熟期を満喫しましょう。
 
* Haugejorden, O., Rise, J., Klock, K.S.:Norwegian adults' perceived need forcoping skills to adjust to dental andnon-dental life events.CommunityDent. Oral Epidemiol., 21: 57-61,1993.









歯科医院の器具の洗浄が手洗いで十分だと思っていませんか?    衛生環境を重視するあらやしき歯科医院 神奈川県 藤沢 鵠沼 片瀬

まだまだ、歯科用器具の洗浄は、手洗いが一般的のようですが・・・。
手洗いでは、ていねいにするほど時間をとられ、その間かかりきりになってしまいます。忙しい時にはつい手間を惜しんだり・・・。洗う人によって洗浄効果に大きなばらつきが出てしまいます。結果の個人差が大きく、一定した洗浄水準を維持できません。複雑な構造や中空部を持った歯科用器具は、手洗いだけでは内側まで洗浄できません。また、歯科用器具は先端の鋭利なものが多く、手洗い洗浄中にケガをしてしまうことがあります。そのケガには感染の危険を伴います。
mieleG7831kuro.jpg  mielejetwasher1.jpg
洗浄を高いレベルで標準化するクリーンで安全な洗浄装置
誰でも簡単な操作で常に一定した高い洗浄効果が得られます。洗浄中により大切な他の仕事を進められます。外側はもちろん内部まで、ポンプから発生する水流が、付着した汚れを徹底的に洗浄/除菌します。また、ケガや感染のリスクを大幅に軽減できるので、安全で衛生的に洗浄できます。
VarioTDというシステムが搭載されており、60℃を超えると凝固してしまう血液や唾液といったタンパク質を凝固させずに確実に洗浄します。その後、弱アルカリ性の専用洗浄剤で洗浄・すすぎを行い、すべての汚染を効果的に落とすことができます。洗浄の最終行程では、93℃で除菌を行なっています。
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  • 誰でも簡単に高い洗浄効果を得られる
  • 器具の内部までしっかり洗浄できる
  • 感染のリスクを大幅に軽減する
ドイツのミーレ社の医療器具専用ジェットウォッシャーは、患者様にも医院にも、より清潔で安全な医療環境をもたらしてくれる洗浄/除菌システムです。
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さすが、お掃除大国ドイツ。ミーレ社は、家庭用高性能食洗機・掃除機などの家電や調理機器でもおなじみですね。




徐々にお口のトラブルが進行していませんか? ‐歯のトラブルのメカニズム・オーバーローディング‐        鵠沼 歯科 あらやしき歯科医院

ある日突然、今まで何ともなく使っていた道具や機械類が・・・。金属疲労によって壊れてしまう。金属部品が破断してしまう。
fatigue fracture 001.jpgある日突然、毎日何ともなく利用していた道路が・・・。地面の土の重みや道路を走る車・トラックの重みに耐えられなくなって、長年頑張った水道管が破裂する。下水管が壊れて道路が陥没する。
fatigue fracture 002.jpg歯や顎口腔系の問題も、それまでに掛かっていた過負荷が原因となって、ある日突然に発生します。
なんとなく噛みにくい・なんとなくお口をあいた時に違和感がある・なんとなく歯がしみる・なんとなく入れ歯が噛みにくい・なんとなく・・・。
このように、大問題が発生する前になんとなくの予兆は出ています。しかし「たいしたことはない・忙しいし・我慢できる」ということを繰り返しているうちに、そのうち忘れてしまう。そして、その時はある日突然訪れるのです。

疲労破壊はある日突然に・・・
 
家も車も仕事の道具もインフラもお口と全身の健康も、安心・安全で長く良い状態を保つためには
1.    長期使用を十分に考慮して、可能な限りよい状態を作ること
2.    定期的な点検/整備/メインテナンス
がとても重要です。
 
歯やお口と全身の健康を長く良い状態で保っていくためには、細菌感染のコントロール咬み合わせ/歯にかかる力のバランスをコントロールすることが課題となります。
 
お口から全身の健康を守り安心した毎日の暮らしを
お届けするあらやしき歯科医院であり続けたいと思っています

咬み合わせ治療のポイント

お口の周りの筋肉を鍛えて健康に

顎関節症の診断と治療
 


 
 

お口の機能は生活機能 -木を見て森を見ず-       藤沢駅から江ノ電で鵠沼駅へ あらやしき歯科医院

あなたは、毎年のように歯で悩まされながら徐々に歯を失って食べるものに不自由する生活を送りたいですか?
  それとも、歯の心配をすることなくずっとおいしく何でも食べられる生活にしたいですか?

9c429f08141da9b843749be473fac48f_s.jpgむし歯で歯に穴が開いたり、歯を失ってしまったら、その欠損の大きさに合わせてさまざまな方法で機能回復に努めます。小さな詰め物から総入れ歯まで、材料や方法は多種多様です。
 
歯科治療では“かみ合わせ”が重要な要素になります。歯にかかる力のバランスが悪いと歯が壊れたり、顎の関節に影響が出たり、平衡感覚や全身のバランスを失うこともあります。病気の原因や良好な予後に関連しますので、ただ「無くなったところを補えばよい」というものではありません。

歯科領域は、摂食・咀嚼・嚥下だけでなく、発音・構音・会話や呼吸、審美性・感情表現などのコミュニケーションに関する要素、脳への刺激・ストレス発散・力の発生…など、多くの機能と結びついています。
1本の歯を一所懸命に治療することは、もちろん大事です。しかし、1本の歯は、これらの機能を構成する1つのパーツにすぎないのです。全体の機能やバランスを見て局所の修復を行うことが重要です。
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では、物理的な力によって歯を失ってしまうことを防ぎ、安定した状態を長く保つにはどうすれば良いでしょうか?
あごの運動と歯の位置関係のバランスを確認する必要があります。
 
頭の基準をとってあごの動きを再現する装置にお口の模型をつけます。そうすると“あごの閉じたい位置”と“歯の噛みたい位置”のズレや“前歯と奥歯の役割分担”がどうなっているか?などいろいろなことが診てとれます。かみ合わせに関する十分な診査・診断を行って初めて、治療計画が立案できるのです。
Occlusion diagnosis 001.jpgずっと歯医者に通っているのに、毎度行き当たりばったりの部分的な治療で、一時は良くなったように感じても、年を追うごとにお口の状況が悪くなってしまう。そのような経験をしていませんか?
 
歯科治療を成功させ長持ちさせるには“細菌感染の除去”“いかにして歯にかかる力をコントロールするか?”が重要です。
そのためには、十分な診査が欠かせません。

お口の機能は生活機能.jpgお口の機能は『生活機能』です。単なる歯の数合わせではなく、顎口腔系が持つ運動や機能などの全体のバランスを考えた治療が大切です。
歯科医院は『問題点を明確化し、集中的に治療して、再治療の無いように予防していく』ために利用しましょう!






歯の治療 -千里の道も一歩から-  予防歯科 神奈川 藤沢 あらやしき歯科医院

『歯が痛い!』・『歯ぐきが腫れた!』・『歯がグラグラする!』急いで歯医者に行かなくちゃ!
むし歯(う蝕症)や歯ぐきの炎症(歯周病)は、原因となるある特定の細菌が感染することによって起こります。急性期と慢性期を繰り返しながら悪化していきます。
痛みや腫れは、細菌感染に続いて起こる炎症反応の徴候の1つです。急性期の症状といえます。
 
まずは、痛みや腫れなどの炎症による症状を緩和しなければなりません。“対症療法”です。
対症療法で症状が治まったからといって、病気の原因は解決していません。
続いて、病気の原因にアプローチする“原因療法”を行わなければなりません。
 
目先の不快な症状を消失させる“対症療法”は、短期間でわかりやすいと思います。
しかし、むし歯や歯周病は、基本的に慢性疾患で、自覚症状がないまま進行してしまいます(Silent disease)。
細菌感染除去を目的とした口腔環境改善のための“原因療法”は、地味で長期間になりがちです。
 
病気の発病や進行具合は、“細菌因子”“環境因子”“生体因子”のバランスによって成り立ち、各個人によってさまざまです。しっかりと治療し健康を取り戻すには、時として、根気と努力が必要となります。
むし歯や歯周病は、自然には治りません(慢性期になって自覚症状が薄れるだけ)。
治療で大事なのは、今更ながら、早期発見・早期治療です。
 
できるだけ簡単な治療と小さな努力で健康を取り戻しましょう。
その後「予防」が効果を発揮します。
生涯にわたって、大切な歯を守っていきましょう。
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日本総合口腔医療学会 認定医 合格しました    新屋敷停留所徒歩3分あらやしき歯科医院

jsgom-1.jpg日本総合口腔医療学会は、歯科医師・医師・獣医師そして様々な医療従事者が参加することによって、医療業の職種ごとに縦割り的な状態を解消していくことを目標とする学会です。本学会が育成していく医療人は、患者さんとの結びつきをより高い次元で実践し、総合的な口腔診療を行えるというものです。

先日、横浜・桜木町の試験会場で行われた認定医試験を受験してきました。試験問題は、解剖学などの基礎医学から感染症や医療倫理など多岐にわたっていました。幅広い分野からの出題でしたが、なんとか無事に試験を終えることができました。

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試験後、数週間、ちょっとドキドキしながら過ごしていましたが、事務局から合格通知が届きました。まずは一安心です。
 
総合口腔診療医は、医学知識や診療体系の急速な進歩に対応かつ追随できるように治療法については横断的な広い知識と技術を持ち、人を総合的な見地で診ることに努め、患者さんから信頼される医療人になれることを目標にします。
 
これからも認定医として努力を重ね、その資格にふさわしい実力をさらに充実させていくつもりです。
どうぞよろしくお願いいたします。

予防?と治療?と機能回復?    藤沢 歯医者 あらやしき歯科医院

歯医者さんの治療で思い浮かぶことは何ですか?
むし歯を削る、歯ぐきのうみを出す、歯を抜く、などでしょうか?
最終的には、金属の詰め物・かぶせ物、樹脂の詰め物、入れ歯やインプラントで歯を作る、といったことをしますね。
 
詰め物、かぶせ物、入れ歯などは、道具であって「機能回復」の手段です。義足やメガネをイメージしてもらうと良いかもしれません。生体にとっては異物です。程度はさまざまですが、道具を使いこなすには、それなりの苦労やわずらわしさがつきものです。
 
むし歯を削る、根の治療、歯ぐきの痛みや腫れをとる、抜歯などは、細菌の感染源を除去する「治療」となります。虫歯も歯周病も原因となる細菌の感染によって起こります。

それでは「予防」はどうでしょう?
「治療」が必要なときは、痛い!腫れた!穴が開いてる!など、症状はさまざまですが、とにかく『つらい・困ったなぁ』という状況のことが多いでしょう。でも、痛い思いや歯を失うことは避けたいですね。
「機能回復」の道具は、使用しないと日常生活に支障をきたすので必要です。でも、できれば使わないで済んだ方が良いですね。
そこで、痛い思いや異物を使うといったつらい思いをしないで済むように、歯やお口の健康を生涯にわたって維持していくために「予防」処置・メインテナンスが重要なのです。
 
予防と治療と機能回復の関係性がなんとなくイメージできたでしょうか?
 
 
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AED(自動体外除細動器)について  藤沢市 あらやしき歯科医院

唐突ですが、今、目の前を歩いている人が突然倒れたらどうしますか?
心肺停止状態(心臓突然死)は、誰にでも、いつでも、どこでも起こる可能性があります。
          心臓突然死 約6万人/年
          交通事故死 約4千人/年
なんと、年間の死亡者数が、交通事故死のおよそ15倍にも及んでいます。
いつでも、どこでも、誰にでもそういう事態に直面する可能性があるのです。
突然心臓が止まってしまったら、一刻も早く胸骨圧迫を開始し、AED(自動体外式除細動器)を用いて、電気ショックをかける必要があります。
 
誰でもできる心肺蘇生
突然倒れ、反応も呼吸もない人がいたら、AEDを要請するとともに119番通報し、直ちに胸を強く圧迫(胸骨圧迫心臓マッサージ)します。胸をPUSHするだけの「誰でもできる心肺蘇生(そせい)」で救えるいのちがたくさんあります。
 
実際の手順を確認しておきましょう
【1】反応の確認と119番通報/AEDの要請
周りの安全を確認して近づき、肩をたたきながら「大丈夫ですか?」と声をかけます。反応(動きや返事)がなければ、大きな声で人を呼びましょう。119番通報とAEDを持ってくるように頼みます。
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「119番とAEDをお願いします」

【2】呼吸の確認と胸骨圧迫(心臓マッサージ)
倒れた人をあお向けにして、10秒以内に胸やおなかの動きをみます。呼吸がない、もしくは、普段どおりの息をしていない時は胸骨圧迫(心臓マッサージ)を行います。
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ポイントは「強く」、「はやく」、「たえまなく」
●強く…胸が5cm以上沈むまで
 しっかり体重をかけて押し下げ、すぐにゆるめます。
●はやく…1分間に100回以上のテンポ
●たえまなく
 倒れた人が動き出すか、救急車が来るか、AEDが届くまでしっかり続けます。





【3】AEDを用いた電気ショック
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AEDとは「自動体外式除細動器」のことです。
人が倒れた直後、心室細動と呼ばれる不整脈(心臓のけいれん)によって、心臓がポンプとして働かなくなってしまっています。電気ショックを与えることで心臓のけいれんを取り除き、元の収縮を取り戻させるための機器です。
AEDは、心電図を自動的に解析し、音声や表示でガイドをしてくれます。落ち着いてAEDの指示に従って救命処置を進めてください。

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救急救命士が到着するまでがんばりましょう!









万が一、身の回りで突然倒れた方がいたら、ちょっと勇気を出して行動しましょう。
あらやしき歯科医院にもAEDがあります。
ぜひ、活用してください。

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